転載です
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清酒「刑事」敬意込め醸造/弘前
警察のシンボルでもある桜の紋をかたどったラベルに、
大書された「刑事」の筆文字。弘前市の齋藤酒造店の蔵元・
土居真理さんが、執念で犯人を追い続ける 刑事の仕事を目の当たりにし、
敬意と感謝の思いを込めて造った清酒「刑事(デカ)」だ。
きっかけは1998年秋。
清酒「松緑」の醸造元として知られる同社の向かいに住む高齢女性が
行方不明になる事件が起きた。
自宅内には大量の血痕。その日 から刑事が入れ代わり立ち代わり、
会社に聞き込みに来た。「どんな小さなことでもいい。
気付いたことを教えてくれませんか」
雪の日も、刑事は現場付近に立っていた。
近所の軒下に身を潜め、現場に来る人、車に目を光らせていた。
スーツは汚れ、顔には無精ひげが生え、
何日も家に帰っていないのが一目で分かった。
提供できる情報がないことを申し訳なく思った土居さんは、
せめてささやかな“火のごちそう”をと
聞き込みに来た刑事にストーブで暖をとってもらったり、
コートのポケットにカップ酒を差し入れしたりした。
翌年4月に河川敷の雪の下から女性が遺体で見つかった。
警察は少ない断片情報をたどって犯人を突き止めた。
刑事の地道な仕事に頭が下がる思いがしたという。
それからというもの、日夜流れるニュースで凶悪な犯罪を見聞きするたびに、
奮闘する刑事たち、刑事を支える家族の思いが気がかりになった。
先代で父の故・弘四(ひろし)さん(享年79歳)から
「酒は人を幸せにする飲み物でなければならない」という
蔵元の心得を受け継いだ土居さん。
採算を無視しても刑事を喜ばせたいとの思いから、
清酒「刑事」の醸造を思い立った。
ラベルに、刑事たちの心に寄り添う言葉を添えている。
「魂の酒/被害者の悲しみに接し/ともに涙を流し
/被害者を励まし慰め/事件の解決のために/もくもくと働く男達『刑事』
/そんな寡黙で/勇気のある男達のために/精魂こめて造らせて頂きました」
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※この度の<一日署長 防犯教室>お役目を戴けたのは
飯伊学生防犯支援協会 岩崎理事長のお蔭です。
また;事務局長の伊藤様には、総てに<事細やかに>お心遣い戴きました
その上に~~刑事(デカ)~~拝受!
暫く;:飾らせて頂きます~~ありがとうございます!~~